旬を愉しむお料理
古来より変わらない豊かな自然の恵みを伝統の調理で愉しむ
古来より変わらない豊かな自然の恵みを伝統の調理で愉しむ
能登の山海の恵みを旬にいただく
能登半島は日本海に大きく突き出した複雑な形をしています。ちょうど暖流(対馬海流)と寒流(リマン海流)がぶつかり、北からの魚と南からの魚が四季を通じて漁獲される豊かな漁場となっています。
七尾湾が天然の良港と呼ばれるように、年間を通じて穏やかなため、商業港として古くから栄え、海産物・野菜・米・酒・調味料など食文化をはじめ、歌舞伎や太鼓、三味線などの芸能に至るまであらゆる文化が集まる場所として繁栄してきました。
毎日豊かな食材に恵まれている能登だからこそ、一般家庭に至るまで毎日がごちそうにあふれております。番伊では舌の肥えた地元のお客様にもご満足いただけることを第一に、食材の最大の魅力を引き出す工夫を凝らして参りました。まさに、能登懐石は日本でも有数の食資源と、全国各地から集まった文化によって生み出された日常の贅沢です。
食の宝庫能登の恵み「能登懐石」を気軽にお楽しみいただけるよう、従業員一同精一杯務めさせていただいております。ご希望などお気軽にお申し付けくださいませ。
番伊当主: 勝山 一
慶びを祝う懐石料理
結納、婚礼、還暦祝い、古希や米寿など長寿のお祝など、おめでたい席をいろどる華やかなお食事。
大切な人を偲ぶ懐石料理
思い出の人を偲びながら懐かしの方々との談話。いつになっても変わらない能登の自然の恵みで会話に華を添えます。
産卵に集まる能登至高の魚介
能登の豊かな自然環境をめざし、春先に様々な種類の天然ふぐが産卵に回遊してきます。能登の海底環境は岩場、藻場、泥地、砂地と多種多様で、護岸工事などの工業化があまりおこなわれていないことから魚の産卵には最適な環境がいまだにたくさん残っているためといわれています。
魚に限らず、エビ、カニ、貝類、なまこ、海藻など様々な海の生き物がたくさんいる能登の沿岸環境は「生物多様性」が豊かで、命のゆりかごと言えるでしょう。近海魚が豊富で、餌場があるので1年を通じて四季折々の魚が水揚げされます。能登で水揚げされる「天然ふぐ」も多種に及んでいます。
能登沿岸では秋口に「しょうさいふぐ」が水揚げされはじめ、冬時期にかけて西海沖で「とらふぐ」漁が盛んになります。春先に入ると「まふぐ」が定置網に入るようになり、七尾湾内では「とらふぐ」のはえ縄漁が始まります。春先から初夏に向かって北上してくるごまふぐが輪島沖、珠洲沖、富山湾と順に半島を巡って入ってきます。能登はさまざまな種類のふぐが通年漁獲されることが特徴的です。
私たちは豊かな能登の海で水揚げされる魚介を大切にしてきました。能登の魚介を一度口にすればその理由は明らかでしょう。目の前の海で水揚げされた新鮮な魚を最高の状態でその日のうちに召し上がっていただく。現代日本では考えられないくらいの贅沢を能登では愉しむことができます。